• with コロナ時代の、組織の在り方を問う 実践的プログラム

    2018年に翻訳書が発売されて以来、注目を集めている「ティール組織」。国内各地でも組織の変化、個人の働きの変化が生まれています。2019年には、著者であるフレデリック・ラルー氏が来日し、9月14日に開催された Teal Journey Campus では、500名にも及ぶ、さまざまな実践者や学習者が集い、チームや組織の枠を超えて、社会として ティール的な方向へ進んでいく流れが生まれました。

     

    組織は、私たちはどこに向かおうとしているのか。Withコロナの時代、この問いは私たちの日常に深く刻まれています。ティール組織の探求、そしてその実践への関心もまた、ますます高まりをみせています。

     

    ティール組織は、次の3つのブレイクスルーをもたらすとされています。

     

    セルフ・マネジメント(Self-Management)
    組織を取り巻く環境の変化に対して誰かの指示を待たず、適切なメンバーと連携しながら、迅速に対応すること

     

    全体性(Wholeness)
    メンバーひとり一人が持っている潜在性をすべて使って、組織を運営すること

     

    進化する目的(Evolutionary Purpose)

    組織全体として探求し続ける変化に適応した方向性

    これらの質を高めるためには、自分や他者、組織との関係性、そして社会や世界で起きていることとの関係性に深く向き合うことが求められます。

    全体性をもって行動をしていくための視点をもたらすレンズのひとつとして『ティール組織』で紹介されるのが「NVC(Nonviolent Communication:非暴力コミュニケーション)」です。

     
    善悪・正誤による評価・判断を手放し、刻々と変化しながら息づく生命としての内なる躍動のエネルギーに意識を向けてゆく。
    自分の内なる躍動だけでなく、その場にいる他の人や現象の躍動も同じように大切にする。
    NVC は単なるコミュニケーションの技法ではありません。それは、Power Over(力の抑圧)からPower With(つながり)へと、関係性にパラダイムシフトをもたらす意識変革の道なのです。
     

    このプログラムでは、価値観や世代の異なる人たちを含めた多様な人たちと交わりながら、自分の奥底の深いところにつながり、時には摩擦や対立も乗り越えながら、互いを受けとめ、関係性を育くむ場を創造します。

    環境が変わった時、そこにある資源を利用し生態系が従来の形態から変容し新しい形態を創造していくように、私たちもお互いの資源を持ち寄り、新しい関係性や世界や未来をつくれるはずです。
     
    テイール組織や NVC に関して単に知識を学び理解するだけでなく、自分たちの現場 で自ら体現することで組織に影響を与えていくことを探求していきます。
     

    自身のプライドや恥、怒りといった感情にも向き合い、無防備な正直さから互いを高めあうリーダーシップを培っていく。そんな挑戦の生きる場に、踏み込んでみませんか?

  • プログラム概要

    Teal x NVC -その理論的基盤と実践に迫ります -

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    TEAL組織

    3つのブレークスルーの視点から深めます

    • 進化する目的
    • 全体性
    • セルフ・マネジメント
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    NVC

    NVCの意識を組織にいかすため上での理論&実践ワーク

    • 共感的プレゼンスとセルフ・リーダーシップ - 全体性をいきる

    • コンフリクト・マネジメント - 対立・葛藤と向きあう

    • コーチング - 内省と洞察を深めるつながり・「問い」

    • フィードバック

    • 合意形成

    • 組織のニーズ・存在意義

  • 開催スケジュール

    開催日時
    2022年(全8回)
    1月21日(金) 20:00-22:30
    1月28日(金) 20:00-22:30
    2日4日(金) 20:00-22:30
    2月18日(金) 20:00-22:30
    2月25日(金) 20:00-22:30
    3月11日(金) 20:00-22:30
    3月18日(金) 20:00-22:30
    3月25日(金) 20:00-22:30

    対象: 自らの所属する組織・チームでの実践にいかしたい方

    • 現場のケースを取り扱うため、組織・チームに属する実践者を対象としています
    • "TEAL"の3つのブレークスルーを自ら体現することにコミットして飛び込んでいきたい方
    • 組織変革や働き方の未来、新しい価値の共創を探求したい方
    • 葛藤や対立にも向きあい、受けとめることから新しいパラダイムを生きることに関心がある方
    • 実践とその体験を共有することを通じて、学びと実践の質を高め合いたい方

    会場: オンライン (zoomを使います)

    *Facebookに参加者用の非公開グループをつくり、学びや交流の場をして育んでいきます。

     

    受講料:

    法人枠(1組織あたり3人の参加枠価格): 特別価格でのご提供になります
    ・企業:50万円(税込)
    ・NPO:24万円(税込)

    *8回講座(録画共有あり)、1組織3人の参加枠での価格となります。

     

    個人枠:
    ・一般:20万円(税込)
    ・NPO/非営利組織職員: 10万円(税込)
    *リピーター価格は半額  

  • 受講生の声

    我々の組織がすでに実現できている点、できていない点が明確にわかり、現在地がはっきりしました。様々な段階の人たちが入り交じる組織において、すぐに結果を求めるのではなく、変化をしながら長い期間を経て理想の組織に向かっていくのだと、メンバー同士で共通認識を持つことができました。

    TEAL組織に関して、表面的な知識だけでなく、世界各国の事例やディスカッションを通じて、本質的な理解を得ることができました。

    NVCについて、知識のない状態で参加しましたが、ポイントを丁寧に教えてくださり、回を重ねるごとに理解が深まってきました。

    オンラインだからこそ、同じような探求をしている参加メンバー同士で情報を交換することができ、心強い仲間を得ることができました。

  • 学びの共有

    受講生用グループにて、資料や動画を共有します。

  • ファシリテーター

    TEAL組織 NVCを探求する3人のメンバーでお届けします。

    嘉村賢州

    場とつながりラボhome's vi

    人が集うときに生まれる対立・しがらみを化学反応に変えるための知恵を研究・実践。紛争解決の技術、心理学、脳科学、先住民の教えなど多岐にわたり、国内外問わず研究を続けている。まちづくりや教育などの非営利分野や、営利組織における組織開発やイノベーション支援など、ファシリテーターとして年に100回以上のワークショップを実施。2015年に一年間休業し世界を旅する中で「ティール組織」の概念と出会い、日本で組織や社会の進化をテーマに実践型の学びのコミュニティ「オグラボ」を設立、現在に至る。

    長田誠司

    リストラティヴ・サークルズジャパン

    北アメリカとニュージーランドにおける修復的司法(Restorative Justice)について調査・独学した後、UNESCOやブラジル法務省・教育省等と修復的司法の国家的なプロジェクトを実施したドミニク・バーターに師事。NVC、プロセスワーク、ナラティヴセラピーやアートオブホスティングの実践を通して、特に紛争や葛藤を未来の創造や自己やコミュニティの成長のためのプロセスとして歩む智慧を探求している。

    今井麻希子

    yukikazet

    国際基督教大学卒業後、民間企業に勤務後独立。サスティナビリティやソーシャルをテーマとした教育事業等に携わる。NGO活動に携わり葛藤を抱えるなかNVCと出会い、互いに豊かなつながりを育む精神的基盤であると確信し活動の軸を移す。主な共著・編集に『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン アイデアは地球を救う』(宣伝会議)、『生物多様性は復興にどんな役割を果たしたか』(地球研叢書)など。

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